朝の戦い
たいていいつも、時間ギリギリにバタバタと、
部屋を行ったり来たりする朝。
洋服を取りに自分の部屋に入り、出て来た私の足元を
サササーっとグレーの塊が素早く通り過ぎて行く・・・
あまりに早すぎて、気配しか感じないぐらい。
開けっ放しになっていたクローゼットを覗いてみると、
やはり、いた。
なに見とんじゃワレ! とばかりに睨みをきかせている。
洋服にモフモフの毛がつくと嫌なので、
この部屋には基本的に、このお方は立ち入り禁止となっている。
がしかし、朝の急いでいたり寝ぼけていたりするスキを狙って、
扉の前で待ち伏せをし、疾風のように部屋に入ってしまう。。。
こっちにおいでぇ〜と、あえて下手に出てみるものの、
どっしり構えて動こうとしない。
挙句の果てには、目をそらして、聞こえないふり。
最終的には、もみあいになりながら、なんとか下界に出ていただいた・・・
こうして無事、会社に到着するも、手の傷が朝の戦いを思い起こさせ、
明日は気をつけよう、と思うのでした。
スギ
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